オール タレーンズ

 オフロード、あるいはオフロード仕様車、と聞いた時に一体どの様な車を頭の中に描くであろうか?それはある車種であったり、車高を高くしてて車下のクリアランスを確保しマッドタイやを履いた4x4が浮かんでくる。実は整理してみるとオフロード車両はその走る環境や地域によって仕様が異なってくるものなのである。本来オフロード仕様車とは、どこをどの様に走るかという明確な意図があって存在する。そのためには道と状況をを分別して理解する事が大切である。

 TERRAINS EXPLAINED

Mac Mackenney 

 

 

DESERT (砂漠) 

場所:サハラ砂漠、中近東、中国西方、南北アメリカ大陸、オーストラリア、ナンビア

状況注意

― 日中の最高気温は50度を越える事もある

― 給油所の不在

― 砂漠地帯の道は砂地ではなくて岩である

― 熱中症、熱射病、そしてサソリ等のリスク

― 砂嵐

仕様

― 車の装備と荷物との重量は必要最小限に

― エアフィルターは常時綺麗に、その為にスノーケルは奨励するが必需品ではない

― サイドウォールの丈夫なデザートタイヤが必要

― タイヤの空気は低圧て走るのでチューブ入りタイヤの選択もある

― 信頼のおけるエアコンプレッサーを持参する事、足踏ポンプも予備として持参

― 車には丈夫なリカバリーポイントが必要

― ラジエター、ファン、エンジンの冷却装置の整備と整備性を考慮

― エアコンは燃料の節約の為も使わない、その事に慣れる必要がある

安全

― 絶対に一台の車では行かない事

― 走る道の状態に応じたタイヤの空気圧の調整

 

  

JUNGLE(ジャングル) 

場所: 赤道近辺の南アメリカ、アフリカ、アジア

状況注意

― 湿気と熱波

― 毒を持つ生き物

― 洪水と落雷

― 倒木の落下

仕様:

― ウインチとウインチロープ

― ブルバー

― サスペンションの強化と車下クリアランスの増加

― マッドタイヤ

― シュノーケル

― ギアボックス、アクスル等の駆動部の防水

― アンダーボディプロテクション(デフ、ステアリング)

― 前後のリカバリーポイント

― 前後(左右)Hi-Lift ジャッキングポイント

安全:

― 最悪を想定したリカバリー等のトレーニングが必要

― 最低3台でのコンボイを組む事

― ジャングルに入っていない第3者と共に救出プランの想定と計画

― ジャングルでは常識は通用しない

 

 

 

MOUNTAIN(山岳地)

場所: アルプス、ヒマラヤ、チベット、ロッキー、アンデス

状況注意: 

― 高山病

― 熱中症、熱射病

― 凍傷、雪盲

― 雪崩、土砂崩れ

 

仕様

― 3000メートル級の山岳地に行くならば極力装備は軽く。

― ターボが装着されているならばその機能を確認

― 3000メートルの高地では平地の70%の酸素量

― 5000メートルの高地では平地の50%の酸素量

― オールタレーンタイヤ

― 前後の丈夫なリカバリーポイント

― 整備性の良いラジエター

安全

― 高山では眠りが浅くなる

― 四日毎に丸一日の休暇を取る

― 病状に対しての迅速な対応

― サテライト電話は山岳高所では使えない可能性が高い

 

  

ARCTIC(氷雪、寒冷地)

場所: アラスカ、カナダ、スカンジナビア、シベリア

状況注意

― 凍結、積雪、吹雪

― 不安定な走行

― 最低気温-70℃

― 体感温度-100℃

注意

― -40℃を超える場所では車に二重窓が必要

― ショックアブゾーバーに防凍対策

― 厚いフエルトエンジンブランケット

― ラジエターカバー

― 古いディーゼルエンジンはフエルタンクヒーターの装着

― スタッドレスタイヤ

安全

― -40℃を超える時は外地でエンジンを止めてはいけない

― 2時間毎に100メートル運転しなければギアボックスとアクスルの油が凍り付く

― 締め切った車の中で眠る時は炭素中毒に注意

 

 以上、環境を極端に4つに分けて説明している。実際の走行はこれらが複合的に混ざった展開となる。

 

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